“四文”の読み方と例文
読み方割合
しもん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何でも四文しもんとのみ込んで差出たがる親仁なんで、まめだって申上げたものですから、仕事はなし、新聞は五種いついろも見ていらっしゃる沢井の奥様。
政談十二社 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ところが宿を離れて一二町行くと、甚太夫は急に足を止めて、「待てよ。今朝けさの勘定は四文しもん釣銭が足らなかった。おれはこれから引き返して、釣銭の残りを取って来るわ。」
或敵打の話 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)