噫々ああああ)” の例文
噫々ああああ、何といふ其風采であらう。口を開けばこそ、音吐朗々として、真に凛たる男児の声を成すが、斯う無言の儘で相対して見れば、自分はモウ直視するにも堪へぬ様な気がする。
雲は天才である (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
噫々ああああ女も気狂きちがいにして見なくっちゃ、本体はとうてい解らないのかな」
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)