嘖々乎さくさくこ)” の例文
新聞紙の伝うる所に依れば、先ず博文館の太陽が中天に君臨して、樗牛ちょぎゅうが海内文学の柄をって居る。文士のつねことに、樗牛は我に問題を与うるものだと云って、嘖々乎さくさくことして称してまないらしい。
鴎外漁史とは誰ぞ (新字新仮名) / 森鴎外(著)