嗜好たしなみ)” の例文
僕の画道における嗜好たしなみは、それから以後今日こんにちに至るまで、ついぞ画筆えふでを握った試しがないのでも分るのだから、赤や緑の単純な刺戟しげきが、一通り彼女の眼に映ってしまえば
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)