営口丸えいこうまる)” の例文
欄干らんかん頬杖ほおづえを突いて、見ていると鉄嶺丸が刻一刻とうしろからせまって行くのがよく分る。しまいには黄色い文字で書いた営口丸えいこうまるの三字さえあきらかに読めるようになった。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)