喫飯きっぱん)” の例文
着衣の件、喫飯きっぱんの件、談判の件、懸引かけひきの件、挨拶あいさつの件、雑話の件、すべて件と名のつくものは皆口から出る。しまいには件がなければ口から出るものは無いとまで思う。
趣味の遺伝 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
あしたよりゆうべに至るまで、※屎あし送尿そうにょう著衣ちゃくい喫飯きっぱん、生産消費いっさいの経済的活動を通じて、すべてこれ道ならざるはなく、経済の中に道徳あり、経済すなわち道徳にして、はたして道は須臾も離るべからず
貧乏物語 (新字新仮名) / 河上肇(著)