哨戒舟しょうかいぶね)” の例文
チラチラ、と風にそよぐ小さい灯は、味方の哨戒舟しょうかいぶねであろう。大河のうねりは白く、山崎その他、摂津せっつ一円は、ただうるしにひとしい闇でしかない。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)