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呪禁
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まじなひ
ふりがな文庫
“
呪禁
(
まじなひ
)” の例文
「何? そいつは話が違つて來るぜ。
父
(
とつ
)
さんの財布へ五つになる伜の迷子札を入れたのは、何か
呪禁
(
まじなひ
)
にでもなるのかい」
銭形平次捕物控:051 迷子札
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
例の
呪禁
(
まじなひ
)
のかかつたところを通りかかると、つい歯の間から⦅忌々しい
場所
(
ところ
)
だ!⦆と呟やかずにはゐられなかつた。
ディカーニカ近郷夜話 後篇:05 呪禁のかかつた土地
(新字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
「丹花の
呪禁
(
まじなひ
)
」だといつて、活け剰りの花を口に銜へ、腰に手を当てゝ、映画に出て来るジヨルヂユ・サンドのやうな気取つた恰好で濶歩するのが一時流行つて、やがて廃れたが——。
花は勁し
(新字旧仮名)
/
岡本かの子
(著)
「もう直きのおつもりですかい?」と、村長は
蒸溜人
(
こして
)
の方へ向き直つて、欠伸の出かかる口へ急いで
呪禁
(
まじなひ
)
の十字を切りながら言つた。「その
酒蒸溜場
(
さかこしば
)
を開きなさるのは?」
ディカーニカ近郷夜話 前篇:05 五月の夜(または水死女)
(新字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
それがどうして癒したとお思ひになります? ほんの
呪禁
(
まじなひ
)
ひと言ですよ。
ディカーニカ近郷夜話 後篇:04 イワン・フョードロヸッチ・シュポーニカとその叔母
(新字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
“呪禁”の意味
《名詞》
呪禁(じゅごん)
呪いによりもののけを追い払うこと。
(出典:Wiktionary)
“呪禁”の解説
呪禁(じゅごん)は、道教に由来する術(道術)で、呪文や太刀・杖刀を用いて邪気・獣類を制圧して害を退けるものである。
(出典:Wikipedia)
呪
常用漢字
中学
部首:⼝
8画
禁
常用漢字
小5
部首:⽰
13画
“呪禁”で始まる語句
呪禁師