周章氣味あわてぎみ)” の例文
新字:周章気味
渠も直ぐ禮を返したが、少し周章氣味あわてぎみになつてチラリと其男を見た。二十六七の、少し吊つた眼に才氣の輝いた、皮膚はだ滑かに苦味走つた顏。
病院の窓 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)