呢布らしゃ)” の例文
もっぱら西洋の割烹りょうりを用い。家屋すまいも石造玻窓はそうにかぎり。衣服は筒袖呢布らしゃならでは着するをいとい。家の婢僕ひぼくに至るまでも。わが国振りの衣服を着せしめず。皆洋服の仕為着しきせを用いしむるまでにして。
藪の鶯 (新字新仮名) / 三宅花圃(著)