“呢喃”の読み方と例文
読み方割合
ぢなん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふしぎは今年蛇蚊蛙すくなく、燕はいつも春晴桃紅しゆんせいももくれなゐに梅雨柳くらき比軒ばに来り、呢喃ぢなんかまびすしきに、ことしは三日に一度、五日に一度くらゐ稀に見申候。此比虫語常年のごとし。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)