吉野谷よしのだに)” の例文
「それからあの奥に吉野谷よしのだにという仙境があるだろう。子供の時分遠足に行ったことがあるんで、一度行ってみようと思いながら、いつもどこへも行かずに帰ってしまうんだ。まだ山代やましろさえ知らないくらいだ」
挿話 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)