古神道こしんとう)” の例文
もとこの像は三輪山みわやま神宮寺じんぐうじの本尊であって、明治維新の神仏分離の際に、古神道こしんとうの権威におされて、路傍に放棄せられるという悲運に逢った。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
「三宝のやつこと仕へたてまつれる天皇の命を大前に奏す」という言葉をもって始まるこの奏文は、我が古神道こしんとうを絶対とする心からは、とかく非難されてきたものである。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)