“古寺（こじ）” の例文

村の附近に古寺（こじ）の墟（あと）あり、地下室にバプテスマのヨハネの墓、エリシヤの墓、オバデヤの墓など称するものあり。村人古銭など持ち来りてすゝむ。山上より西に地中海の寸碧（すんぺき）を見る。

馬上三日の記：エルサレムよりナザレへ (新字旧仮名) ／ 徳冨蘆花(著)

年老いたる番僧の露西亜人（ろしあびと）に導かれて、古寺（こじ）の廃跡石（いし）累々（るゐ／＼）たるを見つゝ、小石階（せうせきかい）を下りて、穹窿（きゆうりゆう）の建物いと小さく低きが中に入る。内に井あり、口径三尺ばかり、石を畳むでふちとす。

馬上三日の記：エルサレムよりナザレへ (新字旧仮名) ／ 徳冨蘆花(著)

“古寺”の意味

《名詞》
古寺（こじ）

古い寺院。
(出典:Wiktionary)

“古寺”の解説

古寺（こじ、ふるでら）とは、古びた寺院または、古くなって荒れ果てた寺院。古くから存在する由緒ある寺院などをいう。さらに、日本の地名に古寺（こでら、ふるでら、ふるてら）がある。
なお、「寺院」という語が広義では仏教以外の諸宗教における類似の施設をも指すのと同様に、「古寺」もそのような語義を持っている。他方、後述する古刹（こさつ）の場合は、道教寺院を例外として、そのような用法はほとんど見られない。
(出典:Wikipedia)

古	常用漢字 小２ 部首:⼝ 5画
寺	常用漢字 小２ 部首:⼨ 6画