“古名録”の読み方と例文
読み方割合
こめいろく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし一人紀州の畔田翠山くろだすいざんは偉い学者で、このツヅラフジをよく正解しこれを彼の著『古名録こめいろく』に書いて、その正しい名を世人におしえた。
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
畔田翠山くろだすいざんの『古名録こめいろく』にれば、ソソ貝だのベベ貝だのという名が、すでに室町期の医書類には用いられており、俗間にはそれよりももっと悪い異名が、今日は流行しているかとも想像せられる。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)