反古堆中ほごたいちゅう)” の例文
枕頭を探りて反古堆中ほごたいちゅうより『菜花集さいかしゅう』を探りいだして「糊細工のりざいく」を読み初めぬ。面白し面白し。覚えず一声を出してホホと笑いたる所さえあり。この笑いほど僕を慰めたる笑いはなかりしなり。
子規居士と余 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)