半焼はんやけ)” の例文
翌文政八年三月みそかには、当時抽斎の住んでいた元柳原町六丁目の家が半焼はんやけになった。この年津軽家には代替だいがわりがあった。寧親が致仕して、大隅守おおすみのかみ信順のぶゆきが封をいだのである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)