十一屋じゅういちや)” の例文
その隣りが遠山という薬種屋やくしゅや、その手前(南方へ)に二八そば(二八、十六文で普通のそば屋)ですが、名代の十一屋じゅういちやというのがある。
ある店屋の主人は、銀座の十一屋じゅういちやにでも行ったらあるかも居〔知〕れないと云って注意してくれた。散歩のついでに行って見ると、なるほどあるにはあった。
石油ランプ (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)