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匕首
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プニャアレ
ふりがな文庫
“
匕首
(
プニャアレ
)” の例文
それからコルシカ特有の
匕首
(
プニャアレ
)
を実によく使います。そっとうしろから忍び寄って、これぞと思う生物の
肩胛骨
(
かいがらぼね
)
のところへ、威勢よくそいつを突き通す。
ノンシャラン道中記:05 タラノ音頭 ――コルシカ島の巻――
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
令嬢
(
マムズル
)
、喧嘩ならどうかわたしにまかしてもらいてえもんでがす。口先の滑った転んだではかなわねえが、いざといったらこの
匕首
(
プニャアレ
)
がものをいうでがす。
ノンシャラン道中記:06 乱視の奈翁 ――アルル牛角力の巻――
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
そういってから、腰に吊していた
匕首
(
プニャアレ
)
を抜き、三度死人の頬に触れ、死人の毛髪を少し切り取って胸の
小嚢
(
こぶくろ
)
に納め、それから柩に向って手をうちながら、荘重な声で、
即席の埋葬
(
ヴォチェロ
)
歌を唄い出した。
ノンシャラン道中記:05 タラノ音頭 ――コルシカ島の巻――
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
その腰にぶっそうな
匕首
(
プニャアレ
)
を帯びているのでもわかる。
ノンシャラン道中記:06 乱視の奈翁 ――アルル牛角力の巻――
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
“匕首”の解説
匕首(あいくち、ひしゅ)または合口(あいくち)は、鍔(つば)の無い短刀のこと。本来の日本語では「合口」であったが、中国の「匕首」(ひしゅ、)と混同され、現在はどちらの表記でも「あいくち」で意味が通る。また、本来の「匕首」は、その形状・定義も合口とは厳密には異なる。
(出典:Wikipedia)
匕
漢検1級
部首:⼔
2画
首
常用漢字
小2
部首:⾸
9画
“匕首”で始まる語句
匕首傷
匕首拵
匕首一閃