加藤弾正かとうだんじょう)” の例文
「おまえの母の妹は、ようわしの屋敷へは遊びに見える。帰ったら、母へよろしくいってくれ。藪山やぶやま加藤弾正かとうだんじょうが、お達者に——というていたとな」
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「よう覚えておいでたの。いかにも、藪山の加藤弾正かとうだんじょうどのへかたづいた、おえつじゃがな」
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
加藤弾正かとうだんじょうは、短檠たんけいの灯を背にして、一間ひとまに寝転んでいた。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)