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利巧
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りかう
ふりがな文庫
“
利巧
(
りかう
)” の例文
「あゝさうか、二十二ね、女のひとが二十四五に見えるつてのは、
利巧
(
りかう
)
だつて云ふ事だよ。若く見て貰ひたいなンて
愚
(
おろ
)
かな事だ」
浮雲
(新字旧仮名)
/
林芙美子
(著)
「あの娘は
利巧
(
りかう
)
だから、その晩仕掛けをして置いて勘十郎を呼出した。勘十郎は約束した刻限に、氣もそゞろであの暗くて急な梯子段を降りたことだらう」
銭形平次捕物控:264 八五郎の恋人
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「あれ、お前もなか/\
洒落
(
しや
)
れたことを言ふぜ。何時の間に、そんなに
利巧
(
りかう
)
になつたんだ」
銭形平次捕物控:297 花見の留守
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
お銀さんは
利巧
(
りかう
)
な人だから、二年後に髮まで切つて
詫
(
わび
)
を入れ、元の板倉屋に戻りましたが、その時はもう、新六郎樣と、今の旦那の娘のお絹さんと、祝言するばかりに決つてをりました
銭形平次捕物控:310 闇に飛ぶ箭
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
利
常用漢字
小4
部首:⼑
7画
巧
常用漢字
中学
部首:⼯
5画
“利巧”で始まる語句
利巧者
利巧相