“判証”の読み方と例文
読み方割合
はんしょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「なあにね。饅頭まんじゅう売りの武大ぶだが、昨晩、病死したっていう届けなので、今し方、手下の者を出してやったんですが、最後の判証はんしょうをしてやらなくちゃなりませんのでね」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その下心は、検死の判証はんしょうをどうかしてくれということらしい。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「くれる物は、取っておきなよ。判証はんしょうは俺に代って、おめえたちでしてやるがいいや。何しろ俺は、急病人だからね……。なに? 役署のほうが違反になるだろうって。大丈夫さ、そいつあ。なンたって、西門慶旦那がついていらあね。いいようにするだろう」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)