切角灯籠きりこどうろう)” の例文
自分は、この盂蘭盆会うらぼんえに水辺の家々にともされた切角灯籠きりこどうろうの火がしきみのにおいにみちたたそがれの川へ静かな影を落すのを見た人々はたやすくこの自分のことばに首肯することができるだろうと思う。
松江印象記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)