“出放(ではな)” の例文
寿真は河野を伴(つ)れて岩屋を出た。そして二人で山を降(くだ)って往った。一里あまり往って、深林を出放(ではな)れると渓川(たにがわ)が来た。左右には高い山が天空を支えて聳(そび)えていた。渓には夏の夕陽があった。
神仙河野久 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)