内証ない)” の例文
旧字:内證
もり蕎麦は、滝の荒行ほど、どっしりと身にこたえましたが、そのかわり、ご新姐——お雪さんに、(おい、ごく内証ないだぜ。)と云って、手紙をことづけたんです。
木の子説法 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)