内外うち)” の例文
川の空をちりちりと銀のはさみをつかうように、二声ほど千鳥が鳴いたあとは、三味線の声さえ聞えず戸外そと内外うちもしんとなった。
老年 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)