克巳かつみ)” の例文
そのよく日、町の子の克巳かつみは、なすや、きゅうりや、すいかを、どっさりおみやげにもらって、町の家に帰っていったのでした。
いぼ (新字新仮名) / 新美南吉(著)
この兄弟の家へ、町から、いとこの克巳かつみが遊びにきたのは、きょ年の夏休みのことでした。克巳は、松吉と同い年の、小学校五年生でした。
いぼ (新字新仮名) / 新美南吉(著)
小平さんは、きょうは親方おやかたもおかみさんも、金光教こんこうきょうのなんとやらへいっていない、克巳かつみちゃんもまだ学校から帰ってこない、といいました。
いぼ (新字新仮名) / 新美南吉(著)
この兄弟の家へ、町から、いとこの克巳かつみが遊びに来たのは、去年の夏休みのことでした。克巳は、松吉と同い年の、国民初等科五年生でした。
(新字旧仮名) / 新美南吉(著)