“光線（ひすぢ）” の例文

かよわなる薄陽（うすび）の光線（ひすぢ）射干（ひあふぎ）の細葉は透けど早や消（け）なむとす

雀の卵 (新字旧仮名) ／ 北原白秋(著)

から松の木洩（こも）る光線（ひすぢ）や目にとめて地に幽けきは奉教人の墓

海阪 (新字旧仮名) ／ 北原白秋(著)

落葉松のす黒き林露はなりまだ照り寒き光線（ひすぢ）そそげり

海阪 (新字旧仮名) ／ 北原白秋(著)

色硝子…………黄色い光線（ひすぢ）の射すなかで

思ひ出：抒情小曲集 (旧字旧仮名) ／ 北原白秋(著)

色硝子………青い光線（ひすぢ）の射（さ）すなかで

思ひ出：抒情小曲集 (旧字旧仮名) ／ 北原白秋(著)

“光線”の意味

《名詞》
光 線（こうせん）

光が進む経路を示す線。
(出典:Wiktionary)

“光線”の解説

光線（こうせん、en: ray of light）は、幾何光学における概念であって、光の道筋を表す線のことである。光源より出た光をスクリーン上の十分に小さいピンホールを通した光線束を極限に細くしたものを光線と考えるが、実際には回折現象のために極限に細くすることはできない。均質な媒質中では、光線は波面に垂直である。
直進、反射、屈折の法則に従った光線追跡（レイトレーシング）で伝播方向が求められる。
太陽光線、レーザー光線などと、光の束を指していうこともある。拡散光線、平行光線もある。
英語では、rayだけでも光線を意味することが多いが、レイトレーシングでは電波なども対象となるため、特に区別する目的でray of lightと明記することもある。
(出典:Wikipedia)

光	常用漢字 小２ 部首:⼉ 6画
線	常用漢字 小２ 部首:⽷ 15画