“先方(あちら)” の例文
「道理でさっき私がこの事をいいかけるとあの方(かた)が目で留めたんですよ。やはり先方(あちら)でもあなたに知らせまいとして。いじらしいじゃありませんか」
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
『それやね、決めるまでにはマア、間違ひはないでせうけれど、先方(あちら)の事も詳しくナンして見てから……。』
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)