“元宵節”の読み方と例文
読み方割合
げんしょうせつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「——春となれば、元宵節げんしょうせつもまぢかです。北京府ほっけいふでは毎年、年にいちどの大賑わい。その夜を期して、城市の内外から、一挙に事を果たそうという計ですが」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「宋先生、万一があってはいけません。てまえがまず燕青えんせい一人だけ連れて入城し、あなたは明十四日の晩、元宵節げんしょうせつの人出にまぎれてお入りになってはどうでしょう」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
戴宗たいそう浪子ろうし燕青えんせいと、武松は魯智深ろちしんと、朱同は劉唐りゅうとうと、史進は穆弘ぼくこうと、そして宋江は柴進さいしんと連れ立ち、年暮くれうちに山を出て、正月十五日の元宵節げんしょうせつを前に、一行は帝都の万寿門外の旅籠はたごに着いた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)