“元宰”の読み方と例文
読み方割合
げんさい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その時は元宰げんさい先生も、とうに物故ぶっこしていましたし、張氏ちょうしの家でもいつのにか、三度まで代が変っていました。
秋山図 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
ところがその元宰げんさい先生に会うと、先生は翁に張氏ちょうしの家には、大癡の秋山図があるばかりか、沈石田しんせきでん雨夜止宿図うやししゅくず自寿図じじゅずのような傑作も、残っているということを告げました。
秋山図 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)