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傷痍
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きず
ふりがな文庫
“
傷痍
(
きず
)” の例文
涙に泣き濡れたかの女の顔には、死ばかりか、心の
傷痍
(
きず
)
をも救つて呉れた男に対する感謝の色がはつきりと上つて来てゐた。頭上では松の音が微かに鳴つた。
波の音
(新字旧仮名)
/
田山花袋
、
田山録弥
(著)
かくのごときの信仰治療法は無益なり、しかれども我信ぜざるを得ざれば信ずるなり、見よ下等動物の
傷痍
(
きず
)
を
癒
(
いや
)
すにおいて自然法の
速
(
すみや
)
かにして実功多きを、清浄なる空気に
勝
(
まさ
)
る強壮剤のあるなく
基督信徒のなぐさめ
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
傷
常用漢字
小6
部首:⼈
13画
痍
漢検1級
部首:⽧
11画
“傷痍”で始まる語句
傷痍軍人