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倨然
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きょぜん
ふりがな文庫
“
倨然
(
きょぜん
)” の例文
いやいま、この
猿酒宮殿
(
シュシャア・パラスト
)
に
倨然
(
きょぜん
)
といる彼は、そのじつ、悪魔のような牧師の舌上におどらされている、あわれなお人よしの痴愚者なんだと、座間だけはそう信じていたのである。
人外魔境:01 有尾人
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
大懶獣草
(
メガテリウム・グラス
)
の
犢
(
こうし
)
ほどの葉や、スパイクのような
棘
(
とげ
)
をつけた大
蔦葛
(
つたかずら
)
の密生が、
鬱蒼
(
うっそう
)
と天日をへだてる樹葉の辺りまで伸びている。また、その
葉陰
(
はかげ
)
に
倨然
(
きょぜん
)
とわだかまっている、大
蛸
(
だこ
)
のような巨木の根。
人外魔境:01 有尾人
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
倨
漢検1級
部首:⼈
10画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“倨”で始まる語句
倨傲
倨
倨侮
倨坐
倨負
倨傲者