俵蒸たわらむ)” の例文
じかでは畏れ多いといって背に荒菰あらごもを巻いていたので、りんりなひたいの汗のみか、彼の五体はまるで俵蒸たわらむし同様になっていた。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)