侠氣けふき)” の例文
新字:侠気
年は若いが侠氣けふきも思慮もあり、水茶屋の看板娘など爭つて、人を殺すやうな人間でないことは、錢形の平次も薄々知らないことではありませんでした。
でも、私のやうなものが一人で行つたところで、眞面目に相手にしてくれる五左衞門ではありません。途中で親分に逢つたのを幸ひ、親分の侠氣けふきすがつて、一緒に行つてもらひました。