余所行姿よそゆきすがた)” の例文
旧字:餘所行姿
健三はちょっと振り返って細君の余所行姿よそゆきすがたを見た。その刹那せつな爛熟らんじゅくした彼の眼はふとした新らし味を自分の妻の上に見出した。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)