“佐竹原”の読み方と例文
読み方割合
さたけっぱら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
家の前を上野広小路の方から流れて来る細い溝がかぎの手になって三味線堀に流れていた。少し行ったところが佐竹原さたけっぱらという原っぱになっていて、長屋の裏手は紺屋の干場になっていた。
回想録 (新字新仮名) / 高村光太郎(著)
その頃(明治十八年の頃)下谷に通称「佐竹原さたけっぱら」という大きな原がありました。この原の中へ思い附きで大仏をこしらえたというはなし……それは八角形の下台ともに高さが四丈八尺あった。