伝染うつッ)” の例文
旧字:傳染
さあ、お奥では大騒動、可恐おそろしい大熱だから伝染うつッても悪し、本人も心許こころもとないと云うので、親許へ下げたのだ。医者はね、お前、手を放してしまったけれども、これは日ならずなおったよ。
湯女の魂 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)