“伊手市”の読み方と例文
読み方割合
いでいち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
旦那だんな様、この人が石屋の伊手市いでいちどんといいまして、あすこのお墓を刻んだ人でして……詳しいことを、よう知っとりますで……」
墓が呼んでいる (新字新仮名) / 橘外男(著)
前にもいったとおり、この話はこの石屋の伊手市いでいちという男が、自分で見たというわけではなく、主に村のうわさを中心として聞かせてくれたことなのですが
墓が呼んでいる (新字新仮名) / 橘外男(著)
牧田氏の知らせによって四里の道を越えて故青年の所謂いわゆる伊手市いでいちどん……水の尾村の石工いしく、吉永伊手市氏と、肥後屋の亭主、半田藤五郎とうごろう氏が来てくれる。
墓が呼んでいる (新字新仮名) / 橘外男(著)