“五濁深重”の読み方と例文
読み方割合
ごじょくしんじゅう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いかだを漕ぐ、浪の音が聞える……あれは聖衆の乗らるる迎えの舟だ。五濁深重ごじょくしんじゅうの此岸を捨てて常楽我浄の彼岸へ渡りの舟。かいを操る十六大士のお姿も、追々はっきり見えて来た。
或る秋の紫式部 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)