“二番鶏”の読み方と例文
読み方割合
にばんどり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
消えかかった火鉢に炭火をオコしながら、ときどきガタガタと軒を揺すぶる風の音や、近くの部落あたりかららしい二番鶏にばんどりの声をきいていた。——
冬枯れ (新字新仮名) / 徳永直(著)
三人の子供がそっと家を抜け出したのは、二番鶏にばんどりの鳴くころであった。戸の外は霜の暁であった。
最後の一句 (新字新仮名) / 森鴎外(著)