二十日月はつかづき)” の例文
夜半過ぎからは、いとど中天に冴えて見えた二十日月はつかづきは、佐久間勢の退路もたすけていたが、急追撃を思う秀吉麾下きかの将士にとってもまた絶好な明るさだった。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その涙のごふえにしは持たざりきさびしの水に見し二十日月はつかづき
みだれ髪 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)