“乾秣場”の読み方と例文
読み方割合
やたば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
母は裏の物置のわきに荒蓆を布いて、日向ぼツこをしながら、打残しの麻糸をつてゐる。三時頃には父も田廻りから帰つて来て、厩の前の乾秣場やたばで、鼻唄ながらになたや鎌を研ぎ始めた。
天鵞絨 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)