九郎助くろすけ)” の例文
先刻さっきからの経路を、一番いやな心で見ていたのは稲荷いなり九郎助くろすけだった。彼は年輩から云っても、忠次の身内では、第一の兄分でなければならなかった。
入れ札 (新字新仮名) / 菊池寛(著)