“九谷焼”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くたにやき75.0%
くたにや25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
棚や煖炉だんろの上には粗製の漆器や九谷焼くたにやきなどが並べてある。中にはドイツ製の九谷まがいも交じっているようであった。
異郷 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
寺小屋式の机には、九谷焼くたにやきの一輪ざしと、水晶のウサギと、万年筆が載っていた。
胡堂百話 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
それはいいがその隣にガラスの蔽蓋おおいぶたをして西洋向きの日本書を並べたのがある。あれを見ると自分はいつでもドイツで模造した九谷焼くたにやきを思い出す。
丸善と三越 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)