久闊振ひさしぶり)” の例文
仮にその日、先生なり奥方なりに逢ったところで、縁談の事に就いて、とこううつもりでなく、また言われる筋でもなかったが、久闊振ひさしぶりではあり、誰方どなたも留守と云うのに気抜けがする。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)