中川尻なかがわじり)” の例文
「あっ、そうだ、その塙江漢はなわこうかん様なんで。——いつか、八丁堀の旦那方と一座して、中川尻なかがわじりへ、投網とあみのお供をして行ったことがあるから、たしかに、覚えています」
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)