世帯船しょたいぶね)” の例文
此の夜縄をやるのは矢張り東京のものもやるが、世帯船しょたいぶねというやつで、生活の道具を一切備えている、底のひらたい、後先もない様な、見苦しい小船に乗って居る余所よその国のものがやるのが多い。
夜の隅田川 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)