“不甚”の読み方と例文
読み方割合
はなはだしからず100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(信定のこと主人の話なり。寺は余ゆいて見る。)此地蚊なし。かやを設ず。暑亦不甚はなはだしからず。行程六里許。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
時正に未。円山坂に到る。茶釜石といふ者あり。大さ三尺許り。形蓮花れんくわのごとし。叩くときは声を発す。石理せきり及其声金磬石きんけいせきなり。碓氷関うすひのせき。二里坂本駅。信濃屋新兵衛の家に宿す。暑不甚はなはだしからず
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)