不承無精ふしようぶしやう)” の例文
そして膝小僧を抱へ込んで達磨だるまの事や胡瓜きうりの事を考へてゐたが、いつ迄待つてみてもお客が入つて来ないのに不審を起して、不承無精ふしようぶしやうに出掛けてみると、お客は二人とももう寺には居なかつた。